心理カウンセラーとして職に就く場合、職場は多方面にわたります。主に6つの職場でカウンセラーを行っている場合が多いです。
1.心療内科・精神科
医師と連携して心理テストやカウンセリング(心理療法)を実施します。心理テストは診断資料が必要な場合に行われます。また、医療機関によってはアルコール依存症の人や痴呆症患者なども心理カウンセラーの活躍の場になっています。
2.児童相談所・保健所・障がい者施設
児童相談所は子供の問題行動についての相談や調査、指導、保護などを行っています。最近では親による児童虐待の問題が増えているので、子供や親とのカウンセリングが最重要視されています。
保健所は地域住民の心身の健康を管理し、住民のいろいろな相談に応じています。
障がい者施設では、障がい児を持つ親のメンタルケア、障がい者の生活サポートなども行っています。
3.社会福祉施設や少年院・刑務所
社会福祉施設は高齢者や障害者、社会的支援が必要な人に対してカウンセリングや心理療法や介護・看護を行ったり、専門の相談窓口をおいている場合もあります。
少年院・刑務所でのカウンセリングは対象者の指導と教育を担当したり、出所後の生活指導を担当します。或いは非行少年の鑑別や受刑者の調査、面接や心理療法を通じた矯正教育などを担当します。
4.教育機関
教育の場は学校の学生相談室や教育委員会の教育相談室で勤務します。最近ではいじめや非行、不登校などの問題が山積し、教師だけでは対応できなくなってきたので、専門知識を持ったスクールカウンセラーが配属されることとなりました。生徒の問題はクラスやクラス担任、家庭などの問題でもあるため、生徒だけでなく先生や保護者からも相談を受けることが多くあります。
5.一般企業
サラリーマンの過労死やうつ病は職場での過労やストレスが問題になっています。このような問題に対応するため、企業の中には社内に相談室を設けて社員のメンタルヘルスに配慮したり、職場の問題解決にあたったりしているところもあります。産業カウンセラーとして働く場合は、企業に採用されることが一般的です。
しかし、最近では社員のメンタルケアに加え、カウンセラーを社員として採用して、外部から招いた人材育成や能力開発を支援したりしているところもあります。
6.独立開業
心理カウンセラーとして経験を積んだ上で、独立してカウンセリングルームを開業するという道もあります。しかしながら心理カウンセラーはまだまだ社会的な認知度が低く、開業には相当なリスクがあることを覚悟しなければなりません。